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高校生の頃にこの「なだいなだ」という不思議な名前の本を読んで「難しいことを分かりやすく説明してくれる人だな」と思ったもんです。
多分現代社会の授業に関連して読んだのだけれど、本業は精神科医です。
それ以来精神科に関連したものを中心に何冊か著作を読んで、東京に来てからというもの折を見てこの先生の話を直接聞いてみたいと思って探していたのだけれどなかなか機会が合わず、雪の中ようやく面白そうなタイトル、「大人になるとは」の講演に行くことができました。 もう彼はじいちゃんなんで、「話を聞き取れなかったらどうしよう」とか「眠くなるかも」とか若干心配はあったのですが、話を聞き始めると色々回り道はあったものの(これは彼の言葉にもよく出てくるし、そういう人なんだろうなあということでまあ納得)最後はあっという間の90分でした。

ちょっと書きかけになると思いますが、その中で話題に出た「三十にして立つ」というキーワードが印象に残ったんで、その出典元の論語から引用を。。。

吾、十有五にて学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順(みみしたが)う。
七十にして心の欲することろへ従へども、
矩(のり)を踰(こ)えず。

僕の勝手な解釈では、自分の責任で自分の道みたいなものに歩み出すのがやっと30歳、やっていることに自信を持てるのは40歳、人の意見も余裕を持って聞けるようになるのは60歳、とまあこんな感じです。ちょっとほっとしたというかなんというか。

後はですね、講演内容の紹介文にもあった
「あるアルコール依存の患者は、病気になってよかった、といった。病気を克服することで、大人になれたからだと。」
といった部分。
彼は有名な文学者や政治家の落第のことも話していたので、多分病気や大きな壁で回り道をすることになっても、それを自分自身で何とか乗り越えるプロセスを経ることで、精神的な成長ができる、ということを言いたかったんだと思います。この辺も大いに共感できました。

他にも個人的には思うところはありましたが、まあその辺はしまっておきましょう(と言いながら後で追加するかも)。

色々本はありますが、僕が最初に読んだ本を紹介しておきましょう。中古は1円!から。安い。。