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わざわざ数日前からいい席を予約して、マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画、「THIS IS IT」を見に行ってきました。
いやもうねえ、何と言っていいのか、とにかく感動しました。
ステージで、あるいは人前で何かをやるような事に関わっている人全てにおススメです、この映画。
一流のライブステージというものがどうやって作り上げられていくのか、よ?く分かります。
そしてその流れを迷いなくディレクションしていくマイケル。
いいシーンばかり集めているんだとしても、この人ホントにスゴいですね。

見終わると、これだけのパフォーマンスをやっていた人がどうして突然いなくなってしまったんだろう、という疑問が改めて起こってしまう訳ですが、一方でもし彼が生きていたらこんな舞台裏をつぶさに見せる映像を目にすることはできなかったんではという思いも持ってしまいます。
勿論初めからカメラが入ることは想定してリハーサルをやっているんだとしても、恐らく「舞台裏シーンの一部」という素材として準備されていたのでは思いますし。

あとびっくりしたのは、バックの演奏の多くが本当に生で演奏されていたこと。
アテ振りでないのは当然として、多くの演奏が恐らくクリックに頼っていないことに驚きましたよ。
いや、これでクリックも流しているとしたらエンドロールに出ていた「Pro Tools Operation」の人の技術が超人的なのかも知れないですけど(バンドの演奏を中断・再開している様子からするとクリックが出ているとは到底思えない・・・)。
そしてバックの技術力もさることながら、マイケルの支持も的確で、緊張とワクワクの同居する素晴らしい演奏になっているんですね。アレンジが固まっていく様子なんてなかなか見られませんでしょ??
でもってベースになる演奏のテイストはそれぞれの曲のオリジナルバージョンの色をそのまま生かしているところもステキですね。
80年代の曲はあの時代のキラキラしたシンセとロックなカッティングが、ジャクソン5時代の曲はソウルなベースとセミアコの柔らかなストロークが、といった感じで「あの曲はこうでなくちゃ」という期待を外さず、かつ「今」な感じになっているところが憎いです。
この辺はDVDでも出たらもう一度見てみたいところですけど、映画館のスクリーンと音響で是非味わって欲しいです。ホントに。

そうそう、ステージ上で流されるはずだったであろう映像もモノスゴイクォリティでした。
スリラーなんて今の技術でPVを作り直してしまったような作りこみ方で、「一体幾らかけて作ってんの?」と思わずにいられないほどの内容でした。

マイケルに対する個人的な思い入れというのはそんなに強くはないんですけど、大学の時はMilesバージョンのHuman Natureを何度も演奏したことがあって、この曲のシーンは特にグッと来ました。彼の作曲ではないけどいい曲ですわ、これ。
そもそもめざましTVか何かでこの曲のシーンが出てるのをたまたま目にして「見に行こう」と思ったんでした。

そんなこんなで言いたいことは尽きませんが、上映期間が延長されたらしいんで、是非ピカデリーなんかの大きな劇場で皆さんもご覧ください(僕が見に行った新宿ピカデリーでは一日の動員がポニョを超えて最高記録となったようです)!
近年はスキャンダルネタばかりで、自分も含め誤解されまくっていたマイケルの「KING OF POP」たる姿を知るには絶好の機会になると思います。