Apogee duetレビュー

買ったばかりのduetですが、早速ミックスと録音にちょこっと使ってみました。
今まで使っていたMOTU Travelerと比べての話ですが、まずレンジはTravelerより広いと思います。
どうして気づいたのかというと、まだノイズ処理をしてないミックスを再生して、
別録りした別のトラックが途中から入ってきた際の微妙なノイズがはっきり聞こえてきたから。
これははっきり言えますね。
あと分離もTravelerよりはっきりしていると思います。
Travelerも828mk2に比べたら分離がよかったんですがね。
ちなみにハイがよく出てくるんで重心が上がっている印象があったんですが、
ウッドベースの低音を聞き比べたところそれはそれでちゃんと出ていました。
少なくともドンシャリな出方ではないですね。低音がガツンと来る感じではありません。
そうそう、MacBook Pro本体のヘッドフォン端子とも比較してみたんですが、
本体の端子は独特のパキパキ感があることが分かりました。やっぱりduetの方がいいです。
でも意外にクッキリしたいい音が出てるんだなあという感じです。

続いて録音。
これはやっぱりゲイン幅の差が出ますね。
Travelerは0〜53db。
対するduetは10〜75db。
数値差としては53:75-10で12dbあるわけですが、この違いは音量差の大きなボーカルトラックでは
結構はっきり出ます。
Travelerでは別のコンプなりリミッターなりを掛け録りせざるをえなかった音を、
duetでは素のまま録音できる感じです。
録音の方はTravelerと差し替えて試したりはしていないので再生ほどはっきり確認した印象ではないですが、
こちらは数値通りのレンジ感の差が出ている気がします。
これももっと安いオーディオインターフェイスではゲイン幅が40db台だったりするわけで、
Travelerが特にダメだった訳ではないですけどね。
あ、あとduetではマイクが元々持っているノイズがはっきり分かるようになります。
NEUMANNやオーテクのAT4050は特に気になりませんでしたが、
例えばAKGのC535EBではゲインを上げていったらノイズも結構出てきたのにはちょっと驚きました。
いいマイク使えってことでしょうか。
そうそう、大した点ではありませんが気になったところ。
このduet、XLRとフォーンがそれぞれ2chの排他利用となっているんですが、フォーン部分がTRSバランス
ではなくいわゆる普通のフォーンです。
なので他の機器のTRSバランスアウトから接続するにはXLRに変換してつないだ方がいいんではないでしょうか(
まだ試してないですが)。

そして最後は設定。

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