やっぱりBjork

行ってきました、Live8。
G8首脳会議と連動したイベントなんで新聞等でも紹介されてたみたいです。

14時開演で、僕は18時過ぎのBjork終演まで居ましたけど、どれだけ控えめに言ってもBjorkのためにあるイベントみたいなもんでした。

RIZE、McFLY、GoodCharlotte 、DREAMS COME TRUE 、Bjork、Def Tech、Do As Infinity、という順の出演。

まずRIZEの大音響で「音でかっ」と思わず座り込んでしまう。
多分サウンドチェックの時間も少なかったんだろうと思うけど、幕張のホールでこんな音出されても歌詞聞こえないし不快な音響になるだけでしょう、って感じ。
CDとかで聞くと良い感じな曲もあったのに、ちょっとイメージダウン。それとも自分が歳とったのかな。。。

次のMcFlyはビートルズとモンキーズを足したような、あるいはBeckをもっとアイドル路線にした感じ?かな。王道なポップロック。多分イギリスだと思う。RIZEの後でPAも慣れたのか随分聞こえ易かった。
でGoodCharlotteはDuran DuranみたいなUKノリにハードロックなアレンジを入れたシリアスな感じ?でもMCは「TOKYO SUKI DESU」「MINASAN Bjork SUKI DESUKA?」みたいな感じで結構ギャップ有り。この辺は外に出て休憩してた。

そしてドリカム。生で見たのは初めてでちょっと期待してみる。
確かに吉田美和の歌はうまいと思う。貫禄もある。客のあおりもうまい。
でもアレンジの「J-POP」度が高すぎて、ちょっと引いて見てしまったかも。普通のバンド編成+2ホーンにキーボード、コーラス、ダンサー。分厚すぎると言うかなんと言うか。とにかく僕には過剰な演出だった。何だか勿体ないって。

そういう流れでBjork。
セットチェンジでもう客席は民族大移動って感じで、休憩スペースになっていた隣のホールから、大量の人波が移って来た。

最初PAトラブルか何かで彼女が出てくるまでに時間がかかったのだけど、「pagan poetry」のバックトラックがちゃんと流れ出すともうそこはBjorkの世界。
声が聞こえたらもうそこからマジックが始まってる。
その後もシーケンスがずれたりとかトラブルがあって、ストリングとバックトラックが明らかに違う拍で演奏したりとかあったんだけれど、全く動じないで歌っている彼女にどんどん引き込まれて行く感じ。

ということでセットリスト。

pagan poetry
all is full of love
desired constellation
joga
bachelorette
hyperballad
generous palmstroke
it’s in our hands(soft pink truth MIX)

ご覧の通り大半がベスト盤選曲で、フジロックの時のダイジェスト版。40分程度の枠を一杯一杯使っていたと思う。
それにしても8人編成のストリングスのアレンジとか、時々かなりアヴァンギャルドになるハープとか、クールでパーフェクトな打ち込みと有機的な演奏の絡みがホントにグッと来る。
一般的なコード進行を超越した(まるで無視した)自由な作曲センスも好き。
でもそれより何より、Shureの58マイクから出てくるあの声と個性的な表情と動きの、ある意味非人間的なまでに圧倒的な存在感は多分CDでは分からないものだと思う。

とまあ褒め過ぎといえば褒め過ぎなんだけど、本当にスゴいライブはPAとか機材トラブルとか関係ないんだなあ、と実感。あとMCも「ARIGATO」位しかないんだけど、それで十分だった。

次はまたフルサイズのライブを見たいもんです。

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