ガンダム

の特集を今丁度BS放送でやってるんです。
小学生に入った頃初代ガンダムの放送が始まって、確か小学3年生くらいでいわゆるガンプラ(プラモデルね)の発売が始まりました。
もうおもちゃ好き&メカ好きのピークを迎えてる小学生にとってはとっても衝撃的なアニメで、やっぱりずっとはまってました。
シャア専用ザクとかグフとかゲルググとか。幾つ持っていたか覚えてないけど。

で久々に劇場版のガンダム(まず一作目)を見終わって「ああガンダムってこんなに人間味の溢れるストーリーだったんだ」とか色々思うところがありましたね。

それと、原作者で劇場版の監督でもある富野さんのインタービューを聞いてて面白かったのが、ネーミングについて。
シャアの名前は広告代理店の人が勝手に「シャーッと降りてくるからシャアなんだよ」と決めてしまったそうです。
代理店なんてシナリオも背景も全然関係ないところで受けのいい名前にしてくんだそうで。
その感覚分かるなあ。代理店の人ってホントに良くも悪くも「軽い」感覚の人達なんで。
でもアムロの名前だけは絶対譲らず通したけれど、1クール終わるまで代理店はずっと「これじゃ視聴率取れない」って嫌がっていたそうで。。。

でも逆に適当につけられた名前だからこそ、その名前にキャラクターを合わせていって個性的なカラーが幾つもできていったと聞いて笑えました。
こういうのって音楽でもあるなあと思って。
作ってる人間のこだわりだけで結果として全部いいものができるというわけではなくて、周りの(ときにこいつホントに味方か、という位他人な)人の反応とか意見である意味妥協した結果が却っていいものになるってことが実際ありますね。
ただ最終的にはできたものに作者が納得してるのが最低限の前提ですけど。

あと印象に残った言葉。
「ファンが好きなのは当たり前、僕が相手してるのは世間なんです。だからファンの評価は眼中になかった」

いやあメジャー(ニッチとかインディーズに対しての意味でね)の感覚だなあ。。
頑固者変人アーティストという感じの人だけれどそれだけは確実に言えます。だからこそここまで続いてるのかも。

それと
「ガンダムが企画された際のテーマは『修羅の連続』だった」
子供相手にそんな重いテーマでアニメを作る、っていう感覚もスゴいと言うか普通じゃないと言うか。

ということでこの後二作目、三作目の劇場版が放送されます。
夜中までやってるんで時間のある人は是非ご覧ください。

P.S.ショックだったのは、初代のガンダムは視聴率が悪くて途中で短くされていたという事実。知らなかった。

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